髄膜炎の種類
髄膜炎には色々な種類があります。
細菌性(化膿性)髄膜炎は細菌の感染によって起こります。インフルエンザb菌(Hib)や肺炎球菌、大腸菌、ブドウ球菌などが原因になります。激しい頭痛、嘔吐、寒気を伴なう高熱、項部硬直が主症状です。また、髄膜炎菌によるものは流行性髄膜炎と呼ばれます。これは人から人へ感染します。冬から春にかけて発症するのが多いようですが、最近では流行は見られないようです。流行性では、下痢や、皮膚に紅班などが現れることもあります。
無菌性(ウイルス性)髄膜炎はウイルスによって引き起こされます。日本ではコクサッキーウイルスや、エコーウイルスによるものが多いようです。細菌性と同じく、頭痛、嘔吐、発熱、項部硬直などが現れますが、症状は軽く、予後も良好であることが多いです。
真菌性髄膜炎は真菌(カビ)が原因で起こります。頭痛や嘔吐、発熱、意識障害などが徐々に進行していくのが特徴です。この中で多い多いのは、クリプトコッカスが原因によるものです。クリプトコッカスは真菌の一種で、免疫不全患者や体力の落ちた人が感染しやすいと言われています。ただし、健康な人でもまったく事例がないわけではありません。
結核性髄膜炎は結核菌の感染によって起こります。乳幼児や抵抗力の落ちている人がかかりやすいようです。罹患率は少ないですが、死亡率は高く、重篤な後遺症が残りやすいといわれています。
がん性髄膜炎というのもあります。これは、がん細胞が髄膜や脳脊髄液に広がっていくことが原因で起こり、多くの場合予後は不良です。投薬治療や、放射線治療が行われます。